相模原人・町田人のソウルリバー 境川

町田市を素っ頓狂な形にした張本人が、境川だ。境川の名前は、かつての律令制において武蔵国と相模国の自然境界となったためついたもので、江ノ島の海岸で相模湾に注ぐあたりでは、片瀬川と呼ばれる。

境川は昔から流路を何度も変更してきたため、流域では現在でも流路の変更以前に設定された市境、町境に端を発する飛び地の問題を多く抱えている。罪なリバーだ。

相模原人・町田人のこの川への思いたるや、「相模」原とつくからきっと相模川に愛着を持っているだろうと想像するがそんなことはなく、心の川はこのいまいちパッとしない境川なのである。現在でも、サッカーの試合で境川ダービーというものがある。一方、相模川ダービーは無いんじゃないかな。

相模川などは、馬入川とでも呼ばれていれば良いのである。800年前にこの川でヘマをした武将を、未だに晒し者にし続けるのは、少々ひどいのではないかと思うけど。

境川は堺の地名の由来にもなった。町田市が西に長いのも、南に長いのもこの境川のせい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました