小田急多摩線の町田市内駅予想などを見ると、そんな所に駅作ってどうするのという気になる

町田市の大部分は山だ。何しろその市域の形状から印度亜大陸に喩えられる町田市であるから、東京都との結節部に高い高いヒマラヤ山脈があってもおかしくない。それほどに山がちな地形なのだ。
で、町田・相模原両市長が合意したという、小田急多摩線の2027年頃を開業目処とした延伸。この合意の中では、町田市に作るという地上駅について語られている。現在の多摩線の終点、唐木田駅からJR横浜線の相模原駅に延ばす路線のどこかに駅が作られる筈なのだが、各種メディアが発表する予想図によると、唐木田の車両基地からそのまま南に延びた路線がリニア中央新幹線とぶつかった辺りに駅が開業して、暫く西に向かって並走するらしい。そして、相模原駅南口のさがみ夢大通りをそのまま北側に延長したような路線をとる。
つまり、町田市内駅ができるのは都道155号線が北向きに進路を替える辺り。

付近に何があるかというと、何も無い。山がちでよく大雪で陸の孤島になっている辺りであるわけで、同じく多摩センターから出て並走する多摩都市モノレールの付近における予想駅(下小山田駅?)とも離れている。鉄道駅を作って何がしたいのかが全くわからない。
どうせならば、もう少し小山田緑地よりの路線をとってもらい、小山田付近の鉄道交通を担当してもらう。そして多摩都市モノレールをもう少し東よりに通して、町田駅までのキロ数を短くするといった具合にはできないだろうか。
学園を結ぶ路線として、桜美林を経由したいという多摩都市モノレールの意図はわからないでもないけど、そのために随分キロ数を稼いでしまっているのだよね。これ小田急とJRの頑張り次第では、多摩センターから多摩線と横浜線を乗り継いだ方が町田駅まで早く着く結果になってしまうでしょう。駅数も少ないわけだし。
だから、なるべく貴重な市内鉄道路線となるモノレールと多摩線を併存させ続けるように、多摩線の線形をいくらか悪くして、モノレール側を利するようにしないといけないような気がする。

モノレールが採算取れないということになって廃業になったら、多摩センター側からのお客さんの受け皿は山の上の中間駅になるわけ?ということである。

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