町田ゼルビアが大分トリニータとのJ2・J3入替戦 負けたら国鉄町田駅を返上しよう

毎年末になるとリーグ昇格か降格の争いをしているイメージのある忙しいサッカークラブ、FC町田ゼルビア。今年は幸い昇格の方で話題になっており、J2への昇格をかけてJ2で21位だった大分トリニータとホームアンドアウェイマッチを行っている。

J2昇格が決まるのは12月6日

11月29日に行われた町田陸での第1戦は、相手に退場者が2人出たこともあり、2-1のスコアでかろうじて先勝した。アウェイマッチは12月6日に行われることになるが、ここで引き分け以上ならば即昇格決定。負けでも3点以上取っての1点差以内なら昇格。1-2で負けた場合は15分ハーフの延長戦、それでも決まらなければPK戦、という条件になる。
町田のJ2昇格について、武相決戦というダービーマッチを戦うライバルチーム、SC相模原からは、「今年のダービーマッチの結果、来年はJ3で武相決戦が行えますね★(参考記事)」という熱い応援が届いている。ダービーで戦う相手が居ると、このように盛り上がるものだ。で、今回の対戦相手である大分と町田の間にも、ダービーの原因となる浅からぬ因縁が存在する。しかもそれは町田サポーターが大好きな(参考記事)鉄道に関する因縁である。

幻の大分県町田駅

町田駅が本来は国鉄側で「原町田」、小田急側で「新原町田」という名称であったという事実は、何度も書いてきたことである。歴史的経緯としては、国鉄原町田駅が1908年に開業、小田急新原町田駅が1927年に開業、1976年に小田急が新原町田駅を町田駅と改称し、国鉄が1980年に追従する形で町田駅の名称に変更した、といういきさつとなる。
だが1980年の国鉄側の改称は、すんなりと決定したものではなかった。というのも、国鉄の町田駅というのが既に存在する駅名であったからである。
国鉄町田駅があったのは、トリニータのお膝元大分県の宮原線。久大本線の恵良駅から分かれて、県境を越えた熊本県の肥後小国駅までを結ぶ宮原線は、本来は佐賀駅から熊本県の菊地駅を経由し久大本線に合流するという、九州の東西横断路線の一部として開業したものであった。

国鉄宮原線町田駅跡

この東西横断路線計画は、第二次大戦中の鉄の窮乏により敷設が頓挫し、中途半端な宮原線を残したまま終わってしまった。宮原線はそれでも国鉄民営化前夜の1984年まで営業し続けた。つまり、国鉄町田駅が重複していた期間はおよそ4年間あったことになる。
原町田駅の町田駅への改称については、当初国鉄側が難色を示したものの、当時の大下勝正町田市長が東北本線・奥羽本線の福島駅と大阪環状線の福島駅の重複を挙げて押し通したという話がある。大阪の福島駅なんてマイナーな例がよくも出てきたものだと感心するが、大下市長の出身が大阪であったかららしい。現在のJR・小田急町田駅の乗り換えに商店街ダッシュが必要無いのも、この市長のおかげだそうな。

負けたら町田駅を返上しよう

とにかく、名称の重複問題の影響があったかは分からないが宮原線は1984年に廃業し、大分県の町田駅も廃駅となってしまった。町田が大分から町田駅を奪ったという構図。未だに残り続ける宮原線町田駅の駅標からは、大分側の無念たる思いが伝わってくる。この町田駅名称をかけて入替戦を戦おうではないか。
負けたら国鉄(現JR)の町田駅は、「今まで町田駅を名乗ってすみませんでした」として原町田駅に駅名を戻す。勝った場合は、、う〜ん、パウリーニョ選手でも貰うか。
なお、もし万が一負けてJR町田駅が改名しても、ゼルビアのスポンサー小田急電鉄はニッコリである。

コメント

  1. 鬼瓦権造 より:

    町田が昇格したら小田急相模原を風俗特別区にしてしまえ^^
    その代わり急行を止まる駅にしてあげる
    でも待ってるから!!
    相模原がJ2にくるのを!
    昇格できなかったら、国鉄町田を返上^^
    境川を埋め立て工事!^^

  2. admin より:

    たたかいはおわった。
    国鉄町田駅は守られたのだ…

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