小田急多摩線延伸協議について 町田市の取るべき戦略は引き延ばし・棚上げ化だ!

小田急多摩線延伸を促進する議員連盟総会というものが、今月の15日に厚木のレンブラントホテルで開かれた。この総会に参加したのは、厚木市・相模原市・町田市・愛川町・清川村の議員80名近く。勿論主題は多摩線の唐木田から先の部分の延長についてで、厚木で開催されたということからもわかる通り、最終的には厚木(おそらくは本厚木)を終点とした南北を結ぶ大路線が構想されている。
この間書いた通り、この構想が実現して町田市の得になる部分は非常に限定的であるのみならず、本厚木まで連絡されてしまうと町田駅を経由した小田急小田原線の重要性が減り、町田市にとって存亡の危機ともなり得る。したがって、相模原市が旗持ち役となって行われているこの運動から距離を取るべきだというのが先に述べた見解であった。

けれども、現状町田市は連盟に参加しており、おそらくは相模原市、厚木市に次ぐ立ち位置を与えられているものと思う。そこで、この立場を最大限に利用し、話し合いの場を引っ掻き回し、実現不可能な大構想をぶちあげ要望の一本化を妨げるなどしたたかな振る舞いをするのが良いのではないかと考える。
大多摩線構想が物別れに終わり、唐木田から相模原あるいは上溝まで(町田市内に駅をつくらないで)延伸がされたとしても、多摩ニュータウンからJR横浜線への接続としては既に京王相模原線があるわけで、町田駅の利用客数には寸毫も影響が出ない。厚木にさえ延長させなければ脅威にならないのである。
実際、現状でも町田市はそのように振る舞っているのかもしれない。ただ、選挙の票は欲しいので延伸に非協力的であることはわざわざ公言しない。そういう状況だったりするのかな?

延伸が既定路線であったとしても、多摩都市モノレールの町田までの開通を先に持ってくるようにしたいところだ。多摩都市モノレールは東京都が出資しているので、路線が町田市の外に出ることはない。計画が絶対に裏切らないのである。モノレールの開通までねばって手のひら返し。町田市の基本路線はこれで決まりだね。

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