相模原市と座間市の大凧まつり

相模原市と座間市は仲の良い兄弟みたいなものという記事をこの間書いた。書いたとも!
仲の良さを象徴するエピソードとして、毎年5月連休中に行われる大凧まつりというイベントが、どちらの自治体にもある。元々自治体の線引きなど関係なく相模川沿いにあった行事であるそうだから、どちらの自治体でも行われているのは不思議な話ではないけれど、全く同じ日の同時刻での開催だから、多少のライバル意識はあるかもしれない。
相模原市の大凧は、合計4箇所で揚げられる。最大の凧は新戸会場の14.5メートル四方のもの。今年の文字は『駿風』だ。一方、座間市は一点集中型、1会場で行われる。大きさは13メートル四方で、今年の文字は『陽駿』。『駿』の字がかぶってしまっているが、目出度い漢字や世相を反映した漢字から選ぶので、かぶってしまうこともあるのだろう。
でも過去の文字を見ると、お互い前年に相手の自治体が使った漢字を採用することが多かったりする。現場レベルでギスギスしていないことを祈ろう。

相模の大凧まつり(相模原市)の概要

相模原市の大凧は、天保年間から続く子供の成長を祈願する風習だという。大凧になったのは明治初期頃。昭和44年より4地区の持ち回り制となったが、平成3年より各地区毎での開催が復活。平成6年に「相模の大凧まつり」という名称になる。大凧まつりは以下の4会場にて行われる。

新戸会場

日時
平成26年5月4日(日)・5日(月) 10:00〜16:00
場所
新戸スポーツ広場
アクセス
JR相模線「相武台下」駅徒歩15分
備考
14.5メートル四方の巨大凧

勝坂会場

日時
平成26年5月4日(日)・5日(月) 10:00〜16:00
場所
相模川河川敷
アクセス
JR相模線「相武台下」駅徒歩15分

下磯部会場

日時
平成26年5月4日(日)・5日(月) 10:00〜16:00
場所
相模川河川敷
アクセス
小田急小田原線「相武台前」駅から「磯部」行きバス「新磯まちづくりセンター前」バス停徒歩10分
小田急小田原線「相武台前」駅から「原当麻駅」行きバス「勝坂入り口」バス停徒歩15分

上磯辺会場

日時
平成26年5月4日(日)・5日(月) 10:00〜16:00
場所
三段の滝下広場
アクセス
JR相模線「下溝」駅徒歩5分

なお、まつり期間中はJR相模線「相武台下」駅から各会場の巡回バスも出ている。

座間の大凧まつり(座間市)の概要

座間市の大凧も、江戸時代の文化・文政年間から続く風習。座間市公式サイトのこの主張が正しければ、相模原市公式サイトの主張する天保年間より少し早い。大凧になったのはやはり明治初期頃。背景としては各々の家で凧を揚げる場所がなくなったから合体させたとか。キングスライムみたいな理屈だ。
昭和30年代から町をあげて一箇所で行う行事になる。これまでの最大の大きさの凧は、市制30年記念であげられた18.65メートル四方のものらしい。ギネス記録の凧は、2013年10月に広東省で揚げられた面積1500平方メートルの蛸型の凧。これ豆知識。

座間の大凧まつり会場

日時
平成26年5月4日(日)・5日(月) 10:00〜16:00
場所
相模川グラウンド(座架依橋上流)
神奈川県座間市座間入谷4468
アクセス
JR相模線「相武台下」駅徒歩25分

大凧まつり中は、小田急小田原線「相武台前」駅からシャトルバスが運行される。

どちらの大凧まつりに行くべきか迷うかもしれないが、いっそのこと相模川に沿って全会場を回るというのも面白いかもしれない。

今回もまた町田が登場しなかった。

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