かつて町田の市庁舎があった土地にオープンした、だだっ広い芝生、シバヒロ。イベント会場として有効活用されることを目論んでのオープンだったと思われるのだが、鉄道駅を中心とした繁華街から離れていることもあり、たま〜にイベントが行われる程度のだだっ広い芝生公園に現状成り下がっているようにも思える。
シバヒロは町田オクトーバーフェストの会場!
ということで、ポスター等で告知されるような大きなイベントは、本当に年数回くらいしかない。その数回のイベントの中で、一番の目玉となっているのが、10月連休に行われる町田オクトーバーフェストではないかと思われる。今年の開催日は10月9日(土)〜10月12日(月・祝)の4日間。生憎ビアフェス日和とはいかないお天気であったけれども、同時期開催他のビアフェスの誘惑を断ち切って行ってきました。
上記の地図がシバヒロの場所である。各線町田駅から少なくとも徒歩10分くらい。シバヒロに向かう途中、オクトーバーフェストと同時開催の大道芸イベントが駅前で行われていた。駅前でイベントをやってしまって、シバヒロの方まで人の流れが続くのだろうかと心配にもなる。駅方面からオクトーバーフェスト会場への案内看板等もあまり見なかった。知る人ぞ知るイベントというポジションを狙っているのか。
会場内はそれなりにオクトーバーフェストしている
さてシバヒロに到着。シバヒロの入り口にはゲートが設けられており、料金システムの案内看板と受付テントがある。案内看板によれば、オクトーバーフェストに参加するためには入場料の100円が必要で、会場内の飲食は初回購入時最低2000円の飲食チケット4枚綴りが必要であるようだ。チケットは4日間使い回しが可能であるようで、あんまりお酒に強くない人でも4日間に分けて使って楽しむことができるだろう。
だだっ広いシバヒロの敷地の内、半分くらいは芝生養成中ということで侵入不可になっている。入り口手前側の芝生が養成中であるため、敷地の外から見るとあまり盛り上がっていないイベントのように見えてしまう。飲食チケット制であることもあり、通りがかりにヒョロッと参加しにくいイベントになっているのではないかと思える。やっぱり玄人向けのイベント?
ただ、オクトーバーフェストの雰囲気が大好きなビールファンが手軽に参加できるイベントとして、必要最低限の趣向は満たしているのではないかと思われる。たとえば特設ステージ上で常にバンド演奏がされていたり、仮説テントと長テーブルがそれっぽい雰囲気を出していたり(長テーブルのテーブルクロスはバイエルン王国の国旗色だ!)。
ビールと料理も本家オクトーバーフェストに登場するものが押さえられている。同時期に色々な場所でオクトーバーフェストが開催されていることもあり、国内地ビールメーカーの参加は薄いと踏んでいたけれども、多摩の泉の石川酒造に御殿場高原ビール、横浜ベイブルーイングが参加しているので、ドイツビールに飽きて国産ビールを飲みたくなっても安心である。しかも1チケット500円から飲める(&ドイツ料理も食べられる)というのは、オクフェスにしては超良心的価格!
オクフェスのためだけでも、シバヒロを存続してほしいよね
皆一体どこからやってきたのか!?案外客入りも良かったのではないかと思われる。町中の案内の少なさの割にヨッパライが沢山集まってきていて、声を張り上げて乾杯していた。
町田には地ビールが現在ほどのブームになる前から営業するビアバーが数軒あり、ちょうど10月の時期にオクトーバーフェストと称してイベントを行っていた記憶がある。ただ、町田の街中でイベントをやろうと思うと、どうしても各店コラボイベントのような目立たないものになってしまっていた。
それがシバヒロというゴチャゴチャした町田に不釣り合いなハードが手に入って、ようやくオクトーバーフェストらしきオクトーバーフェストが開催できるようになったのだなと感慨深い。主催者側にもビアフェスに対する理解と愛情がひときわあるのだろう。
ということで、毎年のオクトーバーフェストのためだけでも、シバヒロは存続されるべきかもしれない。
町田オクトーバーフェストは明日12日まで。会場内で僕とprosit!
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