9月30日に在日米軍から返還されたばかりの、相模総合補給廠の一部分。これまで米軍施設があることでフタとなっていたJR横浜線相模原駅北側部分がやっと利用できるようになり、広大な相模原新都心の計画が立てられつつあるということは既に伝えたとおり。
さがみはらフェスタ2014は11月1日(土)・2日(日)開催
具体的な返還日程については直前まで発表されず、各所で予想を呼んでいたのだけれど、共通認識として11月前には返還されるだろうというものがあった。というのも、返還の前から今年の潤水都市さがみはらフェスタを返還部分で行うということが決まっており、その日程が11月1日(土)・2日(日)とあらかじめ発表されていたからだ。
さがみはらフェスタというのは、今年で5回目となるまつりで、2010年に相模原市が合併により政令指定都市となったことを受けて開催されるようになったもの。奇しくも2010年は小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した年でもあり、JAXAの相模原キャンパスが市内にあるという縁から、翌年より「はやぶさの故郷 潤水都市さがみはらフェスタ」という名称を冠して開催されるようになった。
さがみはらフェスタの概要
よって、当日行われるイベント・展示もJAXAやはやぶさが絡んだものが多い。そして、JAXA関連の研究施設がある国内の4市2町が加盟する”銀河連邦”も前面に出てくる。他にもある相模原市のまつりとの大きな違いは、この宇宙っぽいテーマならびに銀河連邦市町村の参加といった部分だろう。
第2回はやぶさリレーマラソン
はやぶさを冠した出し物として、第2回目を迎えるのがはやぶさリレーマラソン。第1回はさがみはらフェスタと関係なく、2012年の12月に麻溝運動公園で行われた。2013年には開催されなかったが、さがみはらフェスタと同日(11月1日)開催となって帰ってきた。会場も同じく補給廠内返還地となり、チームによるリレーで制限時間内にコースを何周走れるかを競う。
さがみはらぁ麺グランプリ
相模原市内に店舗のあるラーメン屋が、1杯500円という価格、食材は必ず銀河連邦市町村のものをなにかしら使って、という制限でラーメンを提供し、グランプリを競う。出展したラーメンは最低1ヶ月間実際の店舗でも提供されるため、新メニューの先行試食会としても楽しめる。
なにぶん相模原市はだだっ広いため、”相模原市の有名ラーメン店”といっても遠過ぎて行けない場合がままある。さがみはらぁ麺グランプリでは、一箇所に集まって提供してくれるというわけだから、ラーメン好きにとっても朗報だ。
会場へのアクセス
会場の補給廠返還地はJR横浜線相模原駅の北にあるわけだが、元々が軍用地であったこともあり、ゲートのある場所以外のところからは入場することができない。相模原駅北口で降りたら、橋本駅方面に大回りをして北上、「向陽小学校東」という信号の前のゲートから入る。
向陽小学校が臨時の自転車駐輪場となるが、駐車場は付近に無いため、相模原駅近くの市営駐車場などを利用するか、公共交通機関で来場してほしいとのこと。
相模原市の対外アピールのため、「相模原市は○○の市!」といったようなキャッチで色々な売り出し方をしてきたけれど(今はさしずめ「リニアの市!」といったところだろう。リニアに絡めた流しそうめんイベントもこの間あった)、そのうちの宇宙事業に絡めたイベントを、このさがみはらフェスタひとつにまとめてしまおうという流れなのかもしれない。
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