相模総合補給廠の一部が返還 相模原新都心計画がスタートか

去る9月30日、かねてより近日中の返還が噂されていた在日米軍相模総合補給廠の一部分17ヘクタールが、国に返還されることとなった。当該部分に存在した米軍住宅の代替として、相模原市南区に米軍住宅が新設され引き渡しが決まったことを受けてである。

橋本駅&相模原駅の新都心計画

国に返還された17ヘクタールのうち、相模原駅に向かう南北2ヘクタール部分の用途は決定している。この部分を国が相模原市に無償貸与し、道路の整備および地中に小田急多摩線の延伸部分が通るというのだ。これまで町田市小山町と相模原駅までの間は、補給廠の存在により分断されていたが、それが解消されることとなる。
その他の部分の用途も、国と相模原市が協働して決めていくという。相模原駅の北側部分に当たるこのエリアを開発することで、中心市街地の存在しなかった相模原市に中核的部分ができることが見込まれる。さらに構想では、2027年一部開業予定のリニア中央新幹線橋本駅との間で、広大な都市圏を形成することがうたわれている。

現在の橋本駅と相模原駅の間は3kmほども離れており、これらを同一の都市圏として認めるには想像力が必要だ。この広範囲が一つの都市圏として開発されるためには、国の行政機関が移転してきた立川のような、外部要因が必要となるだろう。
だが、2027年に品川ー名古屋間でリニアが先行開業したとき、相模原は名古屋から各駅停車で1時間ほどでアクセスできる場所となり、少々アクロバティックであるが通勤圏に当たらなくもない。名古屋方面のベッドタウンとして、橋本駅徒歩圏ならびに、隣接駅徒歩圏というのは価値を持つことになるだろう。それを見込んでの広域都市圏構想なのかもしれない。

相模原は名古屋の植民地になれば良い!

思えば、先頃行われた「流しそうめん世界大会」で名古屋のきしめんをフィーチャーしていたことや、名古屋めしのさかい珈琲が多摩境に出店してきたことも含めて、全てこういった未来を見据えてのことなのかもしれない(名古屋の皆様、相模原市の物件の先物買いはいかかでしょう?)。名古屋方面の資本を引っ張ってきて外部要因とすれば発展が期待できる、ということで、今後は相模原市をあげて名古屋に接近することが重要になってくるだろうね。

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