リニアによる座間市の地下水遮断問題 JR側は既に検討の必要がないと回答済

リニア中央新幹線が開通し、相模原市に地下式の橋本駅(仮)が建設される事により、座間市の地下水資源が脅かされるかもしれない、という話を以前書いた
座間市側としては、もろもろの質問点を勧告めいた形で文書化し、6月18日にJR東海宛に送付。回答の期限を1ヶ月後の7月18日と定めていた。
6月に質問書を提出した際には、座間市のホームページで一般向けに告知をしていたものの、その後この問題の音沙汰は回答期限の7月18日になっても無し。結局どういう着地の仕方をしたのか、あるいは問題自体が亡き者とされてしまったのか、それすらも分からず長らくやきもきしていた。

JR東海側の回答はちゃんとあったもよう

問題の経緯は結局、8月末に公開されたタウンニュースの取材記事によって判明した。記事によれば、回答期限ギリギリの7月18日にJR東海は口頭で回答をよこしたらしい。座間市の質問書に対する回答として、調査は充分であり追加では行わない、提案にあった大深度地下も使わない、という見事にけんもほろろな対応をしてくれたようだ。
座間市側としては、質問書より踏み込んだ形で、対応に満足しない事を文書にして7月29日に再度送付。これに対して8月8日、JR東海はまたしても口頭で回答し、神経を逆撫でしているようである。

座間市がこうした経緯を一般に公開していないのもさもありなんだ。どちらが正論を言っているのか判別できないけれど、少なくともこんな対応をされたら恥ずかしい。
口頭での回答がどのようなものであったのか、詳細が記録として残らないのが惜しまれるところ。座間市側とJR東海側のどちらに肩入れして良いのか分からない。

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