小田急の町田駅と相模大野駅はそれほど距離が離れておらず、時間が余ってしょうがない時などによく2駅間を歩く。都道/県道51号線、通称行幸道路を使って2駅間を移動することが多いのだが、途中、鹿島神社を過ぎると上り坂があり、谷口跨線橋という橋で小田急線の上空を歩くことになる。
この跨線橋、どうやら小田急線を上空から撮影するのに都合がよろしいようで、通り過ぎる際に立派なカメラを抱えた鉄オタ(撮り鉄)達が群がっている光景に遭遇することが多い。
都道/県道51号線、通称行幸道路とは?
行幸道路という名前のとおり、JR町田駅から厚木方面まで南北をつなぐこの道路は、その昔天皇陛下の行幸の折に使われた道路である。1936年に起きた2・26事件への反省から、軍の施設を首都の真ん中に配置するのでなく、ある程度遠ざけておこうという計画が持ち上がり、陸軍士官学校は現在の座間キャンプのある場所に移された。そして士官学校の卒業式に天皇陛下が出席するために、行幸のための道も同時に整備された。それが現在では東京都道51号線、神奈川県道同じく51号線の一部分となる、行幸道路というわけなのだ。
谷口跨線橋から小田急線を撮影する
谷口跨線橋は小田急線の町田-相模大野間にあるため、小田急小田原線、小田急江ノ島線のどちらの路線の電車についても撮影することが出来る。本数がそこそこ多かったり、ダイヤを読んで特定の時刻を狙えばすれ違う電車の図が撮れたりということで、人気があるのだろう。
また、小田急線の町田-相模大野間といえば、乗車していると毎回「この先電車が揺れますのでご注意下さい」というアナウンスが流れる、ポイント通過の場所。徐行運転などがあり、シャッターチャンスが易しめということでも、撮影スポットとして適しているのかもしれない。
ということで、撮り鉄達の後ろから恐る恐る写真を撮らせていただいた。
うーん、この下手糞。
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