がっつり系やこってり系のラーメンの中にも、たまに食べたくなるようなタイプ、1週間に1回くらいなら食べても良いタイプ、全然毎日いけるタイプと種類がある。
たとえばコテコテの二郎系(アレンジ無し)であれば、1、2ヶ月に一回で良い。また、これは個人的な考えだが、つけ麺というのはどうも1週間に一回では多いタイプなのではないかと思う。つまり、たまに食べたくなるタイプだ。
1週間に一回食べたくなるタイプというのは、意外にもこってりした印象の強い横浜家系ラーメンがこれにあたるのではないかと思う。また、以前紹介したらーめんきじとらのような、さっぱり目にアレンジした二郎系は一週間に一回いける。二郎系はスープさえあっさりしたものに変えれば、ただの野菜の多いヘルシーなラーメンになるからだろう。
最後に、毎日食べても大丈夫なタイプ。これも意外なところかもしれないけれど、長浜ラーメンのような豚骨ラーメンがこれにあたるんじゃないかと思う。まずもって毎日食べられるものでないのなら、長浜ラーメンというカルチャーが誕生しなかったわけだから当たり前である。
今回紹介する韋駄天は、そういう毎日食べられるタイプの豚骨ラーメンを提供している有り難い店だ。
このお店は一応JR横浜線沿いということになるのだけれど、駅からのアクセスは著しく悪い。相模原駅と矢部駅の丁度中間くらいにあって、徒歩で行くことは考えない方が良い。幸い近隣にコインパーキングがあって、コインパーキング利用者にはサービスもあるようだ。近所でなければ車で来いということだろう。
カウンターに10席ほどあって、昼時に行くといつも混んでいる。企画物メニューも多く、ハズレは少ないので手を出し易い。が、とりあえずこの店に行く時はいつもシンプルならー麺700円を頼む。
白濁した豚骨スープの上に浮かぶ玉のような油分と、ネギ、きくらげ、もやし、チャーシュー。不必要に多くない具に好感が持てる。そしてこの少し塩味の強いスープが極細麺に良く合う。スープの中を麺が泳いで持ち上げるというイメージ。
相模原市でこれほどの豚骨が食べられるのは有り難いのだけれど、超人気店になっていないのは、やっぱり立地の問題だろうか。けれどもいつ行っても店主がギラギラしているので、あまり心配する必要も無いのかもしれない。
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