町田駅でラーメン食べる!と意気込んで、色々と探した挙げ句、結局面倒臭くなって駅チカで食べる経験、ありますよね?(いいね×1000)。で、駅チカで妥協するにしてもお腹にたまりそうなものや、何かしらネタになりそうなものを食べて一矢報いてやろうと思うわけよ(Like!×1000)。
辛麺真空、ときたま食べたくなる味
そんなとき、激辛に抵抗がなければ候補に挙がってくるのが、JR町田駅徒歩2分くらいの所にある辛麺真空。激辛麺がそもそも人を選ぶので、そこまでひどく混んだりはしない。勿論席数が限られている都合上満席になっていれば並ぶけれども、同じ並びにnoodlesとか胡心房とかがあったり、駅チカで済ませようとする客は行列を見てほどほどに浮気をしてくれるので割と入れる。
noodlesに胡心房といえば、この2店が並んでいる絵面を指して「オシャレな区画」と評されているのを最近チラ見したが、なんというか隔世の感があるというものだ。けれどもその2店がある道をさらに奥の方に進んだところにある辛麺真空の辺りは、今でもちゃんと怪しげなオーラを放っている。
怪しい×1000。
辛麺真空の”山”は最高峰にマッドな激辛麺
辛麺真空の売りは、勿論激辛のメニュー。常設されているメニューでは豚骨ラーメンの”山”と魚介出汁ラーメンの”海”、そしてまぜ麺の”狼煙”がある。まるで忍者の合言葉みたいである。この忍者感溢れる命名は限定メニューにも及んでおり、”燕”とか”天狗”とかのメニューがときどき追加されていたりする。
最もスタンダードながら、この店の存在感を味わうことが出来るのが”山”。蒙古タンメンの中本とかがある程度予想の範疇の激辛麺ならば、この店で出しているラーメンは予想を超えてマッドな質感だ。ご覧ください。
具として乗っかっているのはもやしと水菜だけれども、スープにひたひたと浸かっていない。スープ自体がとてもドロドロしていて、マッド(泥っぽい)なのだ。これに激辛が合わさると、溶岩を一生懸命掘って食べている気分になる。”山”と名付けられたラーメンは確実に活火山である筈だ。
そして極めつけに、レンゲの上にちょこんと乗せられた醤で味変えが出来る。これも固形なので溶岩流の中にコールタールをぶち込んでいるが如く、ドロドロ感を増すことになる。ドロドロ、ドロドロ。ゴワ系の麺でリフトしたドロスープが胃壁に張り付いて執拗に攻撃を続ける。ドM大歓喜の激辛ラーメンだ。
勿論、胃壁を攻撃するだけの物理攻撃ラーメンではない。よくよく味わってみると確かに豚骨。固形感が強く温度を長く保たないためか、このラーメンは慣れがやってくるのも早い。そして垣間見えるスープの味は丁寧に作っている感がある。チラリと見せる優しさに満足しながら、ごちそうさまを言って店を出るのだ。
翌日、胃壁に別れを告げたスープは腸に達し、そしてその先の人間の粘膜が一番過敏な所に達する…痛い。やっぱりドM大歓喜のラーメンでした。
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