蔵家 SAKELABO 酒販店の角打ち居酒屋に隙がない!

照明に調度品にとにかくオシャレ グルメ
照明に調度品にとにかくオシャレ

町田駅周辺に充実してきた立ち呑み居酒屋。その中でも是非紹介しておきたいのが、今年8月にオープンした蔵家SAKELABOだ。

東京都町田市中町1-1-4

木曽西にある酒販店の町田駅周辺出店

蔵家SAKELABOも立ち呑み栗原と同じく、町田市郊外にある酒販店が町田駅周辺に出店した直営居酒屋である(しかも、立ち呑みという点でも同じ)。蔵家SAKELABOの親元は町田市木曽西にあるリカーポート蔵家というお店で、1974年創業であるいうから歴史がそこそこある。ただ町田市にオシャレ店舗を多数展開するキープ・ウィルグループとの共同出店となっているためか、蔵家SAKELABOの見た目やシステムに古めかしい感は全く感じられずとてもモダンだ。

照明に調度品にとにかくオシャレ

照明に調度品にとにかくオシャレ

蔵家SAKELABOの看板

蔵家SAKELABOの看板

そして特徴は、この店舗が角打ち居酒屋であること。つまり通常の酒販店と同じように、店内に並んでいる酒のビンやら酒器やらを見繕って購入することが出来る。むしろ、14:00から17:00までの間は酒販がメインで、角打ち居酒屋の機能が付くのは17:00から閉店の23:00までなのだ。

酒の品揃えとお財布に優しい注文システム

酒販店が直接やっているということで、酒の品揃えは日本酒、クラフトビール、焼酎、ワインとかなり幅広く充実している。その中でも最も強いのが日本酒で、純米酒以上中心に10種類以上がメニューに並び毎日ラインナップが変化する。そして、注文は1合(180ml)、半合(90ml)、半々合(45ml)と細かい分量を見極めて注文できるので、噂に聞く高級銘柄をちょっと舐めてみるだけ体験したいという場合でも財布に優しい。むしろ甘々である。ラインナップのうちいくつかは日本酒サーバーを使ってグラスに注ぐ仕組みになっている。面白いけれども、ボタン1プッシュが半々合なので意図せぬ押し過ぎには注意である。

日本酒はグラスで楽しむ

日本酒はグラスで楽しむ

これが日本酒サーバー

これが日本酒サーバー

コの字カウンターの中には燗付け器もあり、頼めば熱燗やぬる燗をつけてくれる。いやはやぬかりない。

とにかくツボをついたツマミ類

酒販店が直接やっていることのメリットのもう一つとして、メニューに載っているツマミ類がことごとく吞ん兵衛のツボをついてくる。きっと酒販店をやっていたら客に角打ちで飲ませたくなっちゃった→酒に合うツマミを出したくなっちゃったというように日本酒キュレーション欲が肥大化してこのような出店になったのではなかろうか。利益率が高いツマミだからとか、客にはこれ出しとけば黙るだろう的な戦略的メニューがほとんどなく、心配になるほどである…

突き出し(200円)からして悪酔い防止のシジミ汁なのですよ

突き出し(200円)からして悪酔い防止のシジミ汁なのですよ

ごまさば。あーうまい!

ごまさば。あーうまい!

馬さし。旨口の酒に合う(馬だけに)。

馬さし。旨口の酒に合う(馬だけに)。

ちなみに突き出しは店の会員になると無料になるシステム。毎回ふらっとやってきて、ふらっと0.5軒目で終わることも出来る良質なシステムだ。
立ち呑みが気にならなければ、勿論がっつりと飲んで食べることもできる。三浦漁港からやってくる鮮魚類の刺身や、もつ煮込みやふのり蕎麦なんてものもある。全国お取り寄せグルメ大会っぽい肴類も必見である。

混み合っているときに行くと、オーダー関係があやしくなってくるのだけがやや残念。店内でコの字カウンターが占有している部分が大きく通路が狭くなっていることや、日本酒の半合/半々合が注文時に通じにくかったりすること、グラスの交換要/不要が価格に反映されるところなどシステムの複雑さが原因っぽいところもあり。その辺りは当初の想定以上に流行ってしまったからなのかもしれない。
吞ん兵衛を連れていってまず不満が出ないであろう良店。こういうことが出来るのも、交通の要衝町田だから!

再訪優先度5.0

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