町田シバヒロの大江戸ビール祭り 町田にビアフェスが帰ってきていた!

ビニールシートを持参すると捗る イベント
ビニールシートを持参すると捗る

旧町田市役所本庁舎の跡地を利用して2014年5月にオープンした芝生広場、町田シバヒロでは、これまでに様々なイベントが開催され、その都度特別な座席を用意しなくても参加者が芝生に直座りしてくつろげるという特性が活かされてきた。町田駅からのアクセスとしては徒歩10分弱くらいとあまり良好ではないものの、その分ほどよく繁華街から離れイベント参加者が他の街利用者の邪魔になりにくいというメリットも明確である。行政上は一応東京都の盲腸にあたる町田なので、「東京でイベント開催!」とも謳えるし、神奈川方面からもイベントの集客がし易いということで現在までにイベント会場としてそこそこのポジションを得ることが出来たのだろう。また更地に戻されていないということは、きっとそういうことだ。

我々は町田のオクトーバーフェストを失った!

そんな相変わらずのシバヒロだが、会場をシバヒロに移して開催されるようになったある恒例イベントが、昨年以降音沙汰をなくしてしまっている。それが過去に当クソサイトでもレポートを行った町田オクトーバフェストで、そもそもは10月のオクトーバーフェスト期間に町田にあるビアバー数件が寄り合って行っていたオクトーバーフェストがシバヒロの完成とともに大規模野外型イベントに昇格し、2016年には第3回の開催を迎え恒例イベントっぽくなっていた。

シバヒロで行われる町田オクトーバーフェストに行ってきた
かつて町田の市庁舎があった土地にオープンした、だだっ広い芝生、シバヒロ。イベント会場として有効活用されることを目論んでのオープンだったと思われるのだが、鉄道駅を中心とした繁華街から離れていることもあり、たま〜にイベントが行われる程度のだだっ...

ただオクトーバーフェストの時期にはよその街でもオクフェスを開催するようになり、ライバルが増えた結果なのか、昨年町田オクトーバーフェストの開催はなかった。綺麗さっぱり、この世から消滅してしまったのだ。

キャンプ座間オクトーバーフェスト2017開催&町田オクフェス今年は無し?
毎年基地の一般開放デーに様々なイベントを行っている、在日米陸軍のキャンプ座間。春のさくら祭りに始まり、夏の日米親善盆踊り、そして10月には2014年から始まったオクトーバーフェストがある。在日米陸軍なのに何故オクトーバーフェストなのか、オク...

シバヒロの開放的な芝生はビアフェスに丁度良いのに…と残念がったビールファンも少なからず居るだろう(ここにいる!)。シバヒロの裏には町田第一小学校が隣接しているため、アルコールイベントということでNGが出たのかと勝手な推測もしていた。

代わりに大江戸ビール祭りがやってきたぞ!

ところが同様のビールイベントが、時期と主催者を変えてシバヒロに復活したのだ。大江戸ビール祭りという、開催場所をコロコロと変えて色々な場所でやっているイベントなのだが、そのイベントが町田くんだりまでやってきて2018年7月12日(木)〜7月16日(月・祝)という日程で開催するという。参加者の顔ぶれも町田市周辺のブルワーを中心に地方のビールあり、国外ビールありと200種類ものビールが飲めるそうである。飲めるそうである。

町田シバヒロの大江戸ビール祭り2018夏!

町田シバヒロの大江戸ビール祭り2018夏!

辛抱たまらず行ってきちゃった。ということで、以降は実際の大江戸ビール祭り2018夏 in シバヒロのレポート記事となるのである。

会場の様子そして飲めるビール

夏に行われるビール祭りということで、会場の中央には盆踊りの櫓が設置されておりさながら町内会夏祭りのようである。座って飲めるテントはほどほどの席数が確保されており、ただバイエルンカラーで徹底しつつシバヒロのスペースを埋め尽くすように配置されていたオクトーバーフェストと異なり、イベント主催者の力の抜き加減も見てとることが出来る。もしかしたら、他の街で行われる大江戸ビール祭りとも雰囲気が異なり町田クオリティを発揮しているかもしれない。テントの占有率が減った分、芝生で座れるスペースは沢山確保してある。

中央櫓は実はDJスペース

中央櫓は実はDJスペース

ビニールシートを持参すると捗る

ビニールシートを持参すると捗る

出店しているブルワーは、町田に縁深い神奈川県内に限っても横浜ベイブルーイング、横浜ビール、EBINA BEER、南横浜ビール研究所、サンクトガーレンなど。その他近隣のインポーターが国外ビールを出していたり、あるいは東北地方や果ては九州、北海道からの出店も少ないながらもあった。遠方からの出店者は同じ屋台でご当地フードも提供していたりするので、下戸の友人と一緒でも楽しめるイベントになっているかもしれない。
ただ、全体的に見ればフードの割合は少なめで、純粋にビール好きが集まるイベントという感がオクトーバーフェストよりも強く感じられた。

町田価格なのか?全体的に安めのビール

各出店者1000円くらいで4杯飲める飲み比べセットを用意していたりする他、最低価格の相場が1杯400〜500円くらいと大都市で行われるビールフェスよりも随分安目であった。大江戸ビール祭りを紹介するニュース記事では1杯300円からと書かれていたのだが、最小サイズ300円で提供してたのはEBINA BEERという海老名にあるブルワーくらいしか発見出来なかったので、各店最小サイズの相場がそうなっているというわけではないのでそこは注意。

EBINA BEERで300円で飲めたビール

EBINA BEERで300円で飲めたビール

基本的には飲み比べセットを中心に飲んでいたのだが、オススメのビールは会場内でも異色の存在と呼べるOSLO BREWING。ノルウェーではこういうビールを主に飲むのかと勉強になる。スッと爽やかな飲み口は大手ビールでは物足りないけれどもクラフトビールではしつこいと感じる人に丁度良いかもしれない。

OSLO BREWINGの飲み比べセット。1種はベリーを使ったフルーツビール

OSLO BREWINGの飲み比べセット。1種はベリーを使ったフルーツビール

こちらはFar Yeast Brewing(東京都)の飲み比べセット。1000円で5種類の大盤振る舞いセットだった。

Far Yeast Brewingの飲み比べセット

Far Yeast Brewingの飲み比べセット

東京の天王洲にあるT.Y.Harborはオシャレなバーカウンターの入った移動車で参加していた。ビールのクオリティも高いブルワーなのでこちらもオススメ。

T.Y.HARBORの大型移動車

T.Y.HARBORの大型移動車

今回町田発の草の根ビアフェスではなく、大手主催者のフェスが町田シバヒロに会場を定めるということで雰囲気やビールの価格など心配することも多かったが、そんな心配を吹き飛ばすような町田っぽいゆるふわなイベントだった。リアルタイムでこの記事を読んでいるのならば、こんなクソサイトを見ていないで是非大江戸ビール祭り in シバヒロへレッツラゴーだ。

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