淵野辺駅 つけ麺 一億兆

一億兆 つけ麺 グルメ
一億兆 つけ麺

用あって淵野辺に。そんなわけで、以前から気になっていた隠れ家的なつけ麺屋、一億兆に滑り込んだ。

神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-7-3

なにしろこの店は、普通のマンションの1階の、奥まった一室にある。道路に面した看板から店の暖簾までの距離で、非常に入りにくい雰囲気が出ている。けれども、ここにはきっと何かあるぜ!的な雰囲気とも取りようによっては取れる。そしてそれは、店前の看板からも読み取る事が出来る。

一億兆の看板

一億兆の看板

一億兆のつけ麺を食べずに「つけ麺通」を名乗らない

取りようによっては、高圧的、挑戦的だ。早速試してみたくなった。入店。

一億兆の怪しい入り口

一億兆の怪しい入り口

見える限りの店員が全ててきぱきとした女性。店内には常連さんっぽい人達が沢山居て店員さんも加えた世間話をしているので、一見さんには少し敷居が高いかなという気もする。ただ、それは相模原市の飲食店の大体に当てはまる事。あまり気にしない。

つけ麺の値段は700円。頼むとすぐに…というわけにはいかなかったが、予想よりは大分早く出てきた。

一億兆 つけ麺

一億兆 つけ麺

まず麺が瑞々しく、プリプリとしている事は特筆する必要があるだろう。つけ麺を頼んで最初の楽しみが、出された麺を何もつけずにいただくという事。この店の麺は全く及第点だ。
つけ汁は魚介豚骨系のドロドロしたものでなく、野菜の味が活きた酸っぱいつけ汁。この汁の中に細かく刻まれた豚とメンマが入っている。野菜は、セロリの香りが強いだろうか。豚は脂身が大きく、噛むと確実にスープとは別の旨味が広がる。ドロドロの魚介系つけ汁に慣れた身としては、こういう酸っぱい醤油ベースのつけ汁はスープ自体が締まらない印象を受けてしまうものだが、地味に多い油分と、汁の底に沈んだ黒胡椒が酸味を活かしている。確かに、このつけ麺を食べずにつけ麺通を名乗ってはいけないかもしれない。

街のラーメン屋さんが提供するつけ麺の延長線上から出てきた、昨今のつけ麺ブームでも通用するような完成度の高い味であるように思う。いやぁ怖がりながらも入ってよかった。

ところでこのお店はかつて町田にあったらしい。何故淵野辺のマンションの一室に引っ越したかは永遠の謎だね。

再訪優先度5.0

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