町田仲見世商店街の魅力

町田仲見世商店街その1 商店
町田仲見世商店街その1

町田の街のつくりは非常に面白い。決して理路整然とした歩き回り易い街というわけではないのだけれど、一定の賑やかさがあって、若者が安心して買い物出来る。バッサリ言ってしまうと、あんまり歴史の積み重なりが無いということなのかもしれないけれど。

そんな町田の、昭和の名残とも言える横丁が町田仲見世商店街だ。

長さ約200m。細長い部分の町田市からはるばる伸びてくる町田街道と、町田駅前商店街の背骨とも言えるパークロードの連絡通路のような形で伸びている。アーケード商店街というよりは、学生寮の廊下部分ではないかと思える程天井が低く、狭い。そもそも入り口からして、ただならぬアングラの雰囲気を感じさせるのである。

町田仲見世商店街その1

町田仲見世商店街その1

そんなアングラ商店街だが、中に入ってみると案外新しい店が多く、また若者の姿も多い。元々関東大震災の後に自然発生した古物市場を出自とした商店街らしいが、戦後も廃れること無く続き、現在では町田を紹介するガイドブックには必ず載る程の名所となっている。昭和っぽい店と、近年のサブカルチャーっぽい店が渾然としたカオスだ。

町田仲見世商店街その2

町田仲見世商店街その2

足を踏み入れて分かる、この多国籍感。

町田仲見世商店街その2

町田仲見世商店街その2

そして生活感の共存。本当に”市場”という感じだ!

町田仲見世商店街その3

町田仲見世商店街その3

南側の入り口。人だかりが出来ているのは、小籠包の名店、小陽生煎饅頭屋に人が並んでいるから。読み方すらわからないこのお店だけれど、小籠包はコンパクトで、おやつに丁度いいサイズ。でも食べる手順を間違えると、アツアツの汁で口の中をやけどするので注意!
また、小籠包の反対側には町田名物大判焼と大きく書かれた、マルヤ製菓の店舗がある。こちらも勿論テイクアウト可能で、種類がとにかく多いのでポップを眺めているだけで面白い。

町田仲見世商店街の魅力は、何となくの好奇心で足を踏み入れてしまうことのできる敷居の低さと、想像していたよりも大きな規模に対する新鮮な感動だろうか。ディープさの巨大な塊のような仲見世商店街。神奈川県随一の横丁商店街と言える!

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